しんしんと雪が舞い落ちてくる夜のことです。
雪は全ての音を吸い取って、それは静かな夜でした。

るぅは仕事を終えて、雪の中をフワフワと飛んでおりました。
小さな森がありましたので、るぅはフワフワと森の中へと入っていきました。
月が青白い光で木々を照らしておりました。
降り積もった雪が白く淡く輝いてとても綺麗です。
るぅは木の間を滑るように飛んで行きます。
 
 白い雪の上に小さな足跡がありました。
気が付くと、その足跡は一つではありません。
そこにも、あそこにも、あちらこちらについています。
るぅはその場に止まって辺りを見渡しました。
この足跡の持ち主はいったい何処にいるのでしょう。
 
じっと止まって耳を澄ませてみると、るぅの後ろでカサリと小さな音がしました。振り返ってみると、真っ白い子ウサギが木の陰からるぅを見つめていました。
るぅと目があった途端、子ウサギはどこかへと隠れてしまいました。
今度は上の方でカサッという音がしました。見ると、金色の目をしたフクロウがるぅを見下ろしていました。
 
 気をつけて捜してみれば、夜の森にはいろいろな動物たちがおりました。
るぅはなんだか嬉しくなって、森の中を飛び回りました。
子ウサギの跡を追ってみたり、フクロウと一緒に飛んでみたり…小さなキツネが何事かと顔を出し、追いかけっこをしているフクロウとるぅに鼻ッ面をはたかれそうになって慌てて逃げ出します。子ウサギや子ギツネは、捕まえてみろとでも言うようにあちらこちらで顔を出しては引っ込めます。
 
 それは楽しい時間でした。
るぅは森の動物たちと夢中になって遊びました。

 やがて、東の空が明るくなってきました。
夜が明けるのです。遊びの時間はもうおしまいです。
 動物たちも一匹、また一匹と自分のねぐらに帰っていきます。
るぅは、彼らのために夢の扉を開きます。

楽しかったね、ありがとう…また、遊ぼうね。

おやすみなさい…よい夢を。
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