「忘れられるのは辛いけど…でも、あんなに綺麗な情景を消しちゃいけないって思ったんです」

だから…お願いします。

そう頭を下げる華月に、長は頷くことしかできなかった。

「長というのに…儂にはお前を救う力もないのじゃな…矮小なこの身が恨めしいわ…」

悲しみに身を置いてそう呟く長に、あなたが長でよかったと華月は心の底からの思いを伝えた。
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